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虚人のつぶやき
アニメ・漫画・小説などのレビューを中心に自分の好きなものを自分勝手に熱く「語る」ブログ。
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虚野 仁

Author:虚野 仁
虚構のことで人生がいっぱいいっぱいな人。「現実」に帰るのはいつの日なのだろう。
上の自画像は暫定版なので、変更ありです。



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一年を振り返ろう、ローテンションで
あーーー、今年も何とか終わりすね。今回は一年を振り返りローテンションになって新年を迎えるべくこの文章を書いてます。ちょいカミングアウト気味で。愚痴っぽい文章になるので読む人は覚悟を。


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テーマ:日記 - ジャンル:アニメ・コミック

冬コミに行けず
う~ん、僕は今回の全日本オタク祭りには行けませんでした。本当はかなりいきたかった。「げんしけん」の笹荻恋愛展開が大盛り上がりしている現在、全国で笹荻関連の同人誌もちエロ含有なやつが一杯作られていると思われるんですよね。そいつをハンターの様に買いあさりたかったのですが、根本的な問題として金が無いんですわ。これが。そうなると豪華な飯を前によだれをだらだら流しながら欲望に抗っている犬の如き状況に僕がなってしまうんですよ。ハンターどころか畜生になってしまうんですよ。と、いうことで今回は一人寂しく、傍らに新たに買った同人誌も無く年を越そうと思います。まあ、もともとそんなに同人誌買うほうじゃないんですがね。今回は少し、いや、かなり荻上さんのやつが欲しかったなあ………。

今頃、全国各地ではオタクたちが購入したてのエロエロ同人誌で単調な反復運動を繰り返しているんだろうなあ………。そんなロンリーライフを生きる人々に幸あれ(無論僕も同類)。

テーマ:日記 - ジャンル:アニメ・コミック

ぱにぽにだっしゅ!最終回………そして悪夢再び
えー、ぱにぽにだっしゅ!が最終回を迎えました。大した話の筋も無くギャグとパロディとキャラクターの魅力で力押しするところが好きで毎週楽しみで見とりました。毎回感想書こうかな、と思っただけで結局有言不実行に終わったのですが、はっきり言って感想がすっごく書きにくい作品でした。話の筋を文章に起こしても全然面白くもなんとも無いし、だからといってバックに出てくるネタの数々を書き起こしていっても冗長に過ぎて書いてて詰まらんし。で、今回はちょっと下らないことを考えたのでそのことについて書きます。
ぱにぽにだっしゅ! 第2巻ぱにぽにだっしゅ! 第2巻
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押井守監督の書いた「イノセンス制作ノート」というのをちょっと前に読んだのですがそこで押井氏は、動くキャラクターとそのキャラクターが実際に動き回るところ「近景」を視聴者・作り手の一致した目的意識的に振舞う場と考え、そのキャラクターの背後にある美術設定・具体的には建築物等「中景」を演出家の支配的な場で情報量の最も多い場と考え、空や遠くに見える町並み・「遠景」を監督の秘められた思想の語られる場と考えると書いています。この理屈自体は結構飛躍があるのじゃないのかなあ、やたら断定的だし、などと僕は思ってしまったのですが、まあそんな屈託は一時どこかに置いておいてこの理屈を「ぱにぽにだっしゅ!」に当てはめると「近景」はまあキャラクターが出てきてコントをする場でまあまあ順当なのですが、「中景」はあの例の黒板ネタや張り紙ネタをする場、「遠景」は巨大ロボットや他のアニメのキャラクターがちょい出する場となり、やっぱりラジカルなアニメだったということが再認識できます。で、これが何を狙ったものなのかと考えると、フィルムと視聴者の意識との完全同化が目的だったのではないかなあ、と僕は論理を飛躍させるわけです。えー、まずフィルムを視聴者の精神と考え三つに分けてみます。近景は視聴者の意識。作り手の作ったキャラクターの動きやセリフ心の動きに感情移入するため、キャラクターの意識=視聴者の意識となります。中景は黒板ネタ・張り紙ネタでどうも察するに視聴者(読者?)から募集していたようですね。なのでこいつを視聴者の前意識、考えたり何かの拍子で意識の場に出てくるものと考えます。そして最後に遠景を視聴者がアニメを見るに当たりそのシーンそのシーンで無意識に連想する他のアニメのワンシーンと考えると、「ぱにぽにだっしゅ!」は視聴者が(特にオタが)アニメを見る際にどのような精神の動きをしているのかということを露骨にフィルムに移し変えた、とても実験的な作品といえるのです!………暴走が過ぎました、すんません。破綻しきってますね。くだくだしく書けるほど理屈も煮詰まってないし、出直してきます。


と、まあとにかく「ぱにぽにだっしゅ!」は面白かったです。ええ。で、その裏番組であの今年最大の問題作「種死」のスペシャルみたいなヤツがあったんですよね。愚痴ってももう過ぎたこと、粘着野郎と思われるのもやだし、正直もう見るの辛いし、元気ないし、やめとこうと思ったのですが、いやM-1のブラックマヨネーズが面白かったせいで変な力が僕の中で生まれてしまい、「ここで見ないのは逃げではないか?」という腐った意見が脳内を占め、「逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ……!」となって結局見てしまいますた。

感想は、………また最悪なものを見せられた。と言ってももうあの頃のような怒りは生まれませんでした。比較的感情移入していたシン君もとうの昔に僕の心の中では死んでいたので、わあ皆宇宙で戦ってるなあ、わあガンダムカッコいいなあ、わあ皆ピーチクパーチク下らなねえことしゃべってるなあと思っただけで明確な感情は何一つ心には芽生えませんでした。ほとんど新しいシーンも無かったしねえ。それでもラストの数分間はやっぱり全編新作でしたが、ほとんど描かれなくたって分かっていたことばかりでした。戦争は終わって、教祖のラクス様はザフトに戻り権力を手中にしました。ディランダルはブルーコスモスをたきつけて地球圏を混乱状態にし、そのドサクサに覇権を握ろうとしていましたが、ラクス様の方が一枚上手だったようです。つまり全ての黒幕はオーブ、ザフトの権力を独占し、連合政府を弱体化させたAAであったということで良いのかな。と、いうかそんな受け取り方しかできないですが、このラスト。相変わらずシン君をモノの分かってねえ餓鬼という捉え方で描こうという作り手の意識がバリバリ感じられて不愉快になりました。最後にはシン君はラクス教の軍門に下ることを意味するキラとの握手を行って、ジエンド。


うーんと、これはもう忘れましょう。忘れたもの勝ちですね、これは。
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一応DVD。腹が立つ二人組ですね。

テーマ:ぱにぽにだっしゅ!、ぱにぽに - ジャンル:アニメ・コミック

幸せ一杯のクリスマス
あー、餓鬼のころの僕にとってクリスマスは何よりまず物欲と食欲の祭典という感じだった。
自分の欲しいプレゼントをサンタ気分の無邪気な両親から略奪し、パーティのために用意されたケーキやらローストチキンやら寿司やらを正しく地獄の餓鬼の如く貪り食い、最後には暖かくふんわりとした布団に入り込んで夢心地というわけだ。


あー、あの頃の僕の脳天をかち割って脳漿かき出して犬にでも食わせてやりたい気分ですよ。今の僕は、ええ。


あの頃の僕の甘ちゃんさ加減のツケが今回って来たのか、最近の僕のクリスマスは結構悲惨だ。去年の僕は律儀にも一人暮らしの浪人生なんてことをやっていて、そんな去年の僕のクリスマスの思い出は二人前のワンタンにねぎを一杯入れて食ったことだけだ。非常に美味で忘れがたい味だったが、とっとと忘却のかなたに追いやってしまいたい辛い味でもある。


今年の僕は遂に浪人生ですらなくなった。進歩したのか退歩したのか。結果など死ぬまで分からないけど、小説が書けなければ、退歩で間違いない。


なんか「男おいどん」みたいな僕だがちょっと位はクリスマスなんだから良い目が見たい。そんな訳で過去の自分を習って今年は再び物欲と食欲の祭典としゃれ込もうと決心した。
えー、物欲の方は最近発売したて購入したての「げんしけん」第7巻を流用。夕食を、いや一人パーティを開く前に手に取り1ページ1ページ丹念に読み、一人にやつく。(近いうちレビュー書きます)
その後食事。近所のスーパーで買ってきたフライドチキン(一個130円)を二個と作りおきしておいたシチューを解凍し皿に盛ったものと白米をテーブルに並べ「いただきます」と一言言って貪り食ってみた。


ゲロった。


久々に脂っこいものを食ったので胃がびっくりしたらしい。ちょっと涙目になりながら便器にもたれて吐く僕の脳裏に浮かんだのは「ああ、260円が便器に吸い込まれてゆく………。」といういじましいものだった。260円分吐いてしまったことを便器とともに悔やんでいるような男は決して大物になどなれない。僕の未来が絶望の暗黒で塗り固められていることはきっとイエス=キリストさんも太鼓判を押してくれるだろう。


出すものを出した後、座椅子に座って一人呆けているとある考えが浮かぶ。どうも食欲というのは欲望の中でも非常に子供じみたものなのではないか。大人はいつも腹八分目がいい、腹八分目がいいと言ってたしなあ。では、大人の欲望とは何かといえば、これはもう性欲しかない。


クリスマスは物欲・食欲の祭典であると同時に性欲の祭典でもあったはずだ。巷にゃあ、性欲をもてあました男女が溢れ、高級レストランでの食事や絢爛な街のイルミネーションや雰囲気のあるホテルでのお泊りとかで綺麗にデコレーションされたSEXが溢れているはずだ。僕もそれに習おう。


だが、当然のように障害が生じる。俺にゃあ女がいない。金で女を買う勇気も、無い。


だから、エロゲーをしよう。


寂しい野郎の住むマンションの一室に侘しくクリックの音のみ響く。やたらと寒い。ひょっとしたら雪でも降ってんじゃねえのかな、と思いベランダに出てみる。期待に反して雪は降ってはいなかった。しかし、この寒さで空気が澄んでいるせいかやたらと星がよく見える。恐ろしくなるほどに強烈に見える星の輝きが僕の眼を貫き、腐った脳にまでその光が届いたのか、次第に頭が痛くなってきた。激しい頭痛の中、自然と涙がこぼれた。


………なんて殊勝なことは僕はしなかった。ドアを五センチ開けたところで「うわ、死ぬほど寒い」と思い、「こんな日は部屋にこもるに限るわ」と思い、クリックを続行し「エロいなあ。こいつ童顔の癖にすっげー猥語でしゃべるなあ」と一人興奮した。昔クリアしたやつなのに。気づくと結構夜も更けてきたので万年床の煎餅布団に体を横たえ、軽く文庫本を読んでから仕上げにまた「げんしけん」第7巻を読み、夢の中で自分が笹原君になり、荻上さんと会話していることを願い眠りに着いた。


何故か自分が萌えキャラになっている夢を見た。たれた前髪で眼が見えない野郎の手に絡みついて「お兄ちゃん♪」とか言ってた。訳が分からん。でもまあ、幸せそうだったのでよしとしよう。うん。終わりよければ全てよし。今年のクリスマスはそこそこ幸せだった。



………というのは全部僕の完全創作です。ええ、創作ですとも。実際はもっと地味に寂しくて辛いのだ。そんな寂しさを少しでも紛らわせるために現在の己を戯画化してみましたが、えーと、逆効果だったようです。実に爽やかに死にたい気分です。ふう。年明けまでには短編小説を書き上げたいっすねえ。そうでもしないと生きた心地もしないとは。そのくせサボるのが死ぬほど好きとは。そんなんだったらもう死んじゃえ、て感じですな。ほんと。

最後に、メリークリスマス。死ぬまで生きようと思う(あたりまへ)。
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テーマ:日記 - ジャンル:アニメ・コミック

筒井康隆氏原作劇場アニメ二つ「パプリカ」「時をかける少女」
またもやブログをお留守にしてしまいました。どうしょうもないですね。

今回は久々に読んだ「Newtype」に書いてあった僕の崇拝する作家、筒井康隆氏の原作による劇場アニメが二つも製作中とのことなのでそのことについて書きます。


その二つのアニメとは「パプリカ」と何度も映像化された「時をかける少女」です。

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「パプリカ」のアニメの監督をするのは「パーフェクト・ブルー」とか「千年女優」「妄想代理人」を手がけた今敏氏だそうです。このことを知ったとき、僕は妙に合点がいったというか、この監督さんにはぴったりすぎるぐらいぴったりした原作を選んだなあ、と思いました。と、言うのも僕はこの監督さんの作品も結構好きで前述の作品は全部見てかなり楽しませてもらったんですよね(唯一東京ゴッドファーザーズだけは見てないんですよね。えーそのうち見ようと思います)、で僕の中でのこの監督さんの感性は筒井康隆氏に近いものがあるなあ、と思ったからなんです。


特に「パプリカ」と今敏監督作品との類似性は顕著です。「妄想代理人」を見たときなんだか「パプリカ」みたいだなあ、という感想を覚えたのを記憶しています。
「妄想代理人」は少年バットという極限状態に陥った人間をバットでぶん殴ることによって救済するという奇妙な通り魔が誰であるのか捜索する刑事ものとして始まり、その少年バットが人々のうわさを通じて巨大な存在になってゆくにつれ虚実の入り混じった異様な物語展開をしてゆくのですが、これ「パプリカ」も全く同じなんですよね。
「パプリカ」は、パプリカという患者の夢の中に侵入し、劇的に精神病を治癒させる女性が主人公で、その夢への侵入を可能とする機械・DCミニを敵対する研究者たちと奪い合うのが物語の枠組みになります。中盤まではこの枠組みが崩れることなくきちんと物語は進みます。が、夢の中で取り返した、つまり現実世界では取り返せてはいないはずのDCがミニ起床したパプリカの手の中にあったときから一気に物語の枠組み、小説中の現実の法則は捻じ曲がり夢と現実との境目が消滅して筒井氏お得意のドタバタが始まります。夢の中に存在していたモノたちが現実に溢れかえることになります。

現実的な世界とそれと対立するような嘘の世界、夢の世界があり、それがその二つの世界をまたにかける存在によって境界が少しずつあいまいになってゆき、ついにはその壁が崩落して大混乱となる。ここが「妄想代理人」と「パプリカ」のめちゃくちゃ似ているところなんですよね。つまりは監督さんの資質にあった原作といえるんだろうとは思うんですが、ちょっと合致しすぎていて冒険心が無いんじゃないだろうか、なんて我が侭言いたくなってしまうんですが………まあただの我が侭ですね。きっと面白い作品になると思います。

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もう一つは筒井ファンでなくとも知っているSFジュブナイルの傑作「時をかける少女」です。筒井ファンを僕は自称していますが、「時をかける少女」映像化作品はほとんど見てないんですよね。………やっぱりちょっと年代が違いすぎてね。ただ原田知世主演のヤツは一度見てみたいとは思っているんですが。

で、今回そのアニメを監督するのがワンピースの劇場版アニメの監督や「ハウルの動く城」を初期の計画では監督することになっていた細田守監督です。僕はこの監督さんの作品、全くといっていいほど見てないんですが、かなり力のある監督さんだとは聞いています。なので「時をかける少女」のアニメ化もかなり期待しております。キャラデザをやってるのが貞元義行だし。

………ただ、面白いか面白くないかはさて置いて筒井康隆氏の原作とはかなり違うものになるようです。どのくらい違うのかというと、「タイプリープ能力を持つ少女が主人公のオリジナルアニメ作りたいけど筒井さんの『時かけ』のパクリじゃんって言われるの嫌だからはなから筒井さん原作ってことに一応しておいて後は勝手に違うアニメつくっちゃおうか」って考えで筒井氏原作にしたんじゃないかと下種な勘繰りができるぐらいに、違う。いや、それだって全然いいんですけどね。全然。えー、主人公の名前も違えば性格も違う、脇役の男の子連中も軒並み違う。作品全体をくるむイメージもコミカルなものになるそうで、これまた違う。

ただ絶対に逆らうことのできないはずの時間というものから自由になった少女というのは色んなイメージを触発するものですよね。これは筒井氏の発明で、それを使って物語を作るにあたって筒井氏に敬意を表することもかねて原作「時をかける少女」にするのは別に悪いことでもなんでもないです。ひょっとしたら、物語の落としどころとかは原作に準拠しているのかもしれないし。まあ要するに原作どおりにアニメ化する必要なんて無くて、アニメ独自の面白いものができるならそれに越したことは無く、僕はそんなアニメを期待してますと、そんな当たり前のことが言いたかったのです。はい。


と、まあどちらのアニメも監督する人がかなりの腕を持ている人なので非常に楽しみです。これを機に筒井ファンが増えてくれると僕はすっごくうれしいです。買うのがベストだと思いますが、大体の図書館には「パプリカ」「時をかける少女」は置いてあるので、まず読んでみるのもよいかと思います。ええ。

テーマ:アニメ - ジャンル:アニメ・コミック

上野の森美術館ガンダム展を見に行くのこと
かなり長いことブログの更新を怠っていたのですが、はっきり言って何をしていたわけでもなく、悶々と半引きこもり生活をしておりました。新しいアルバイトまだ決まってないし、決める気力もいまいち沸かんのですよね。で、ネットでエロ画像や荻上さんの画像を集めて悦ったり、「あしたのジョー」のDVDを見て全然明日に向かっていない己の姿を心理的に隠蔽するという自己欺瞞を行ったり、PSソフト「機動戦士ガンダム ギレンの野望 ジオンの系譜」
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をプレイしてホワイトベースがオデッサに着く前に車両と航空機を主体とした戦力でマ=クベの野郎を地球から追い出したりしておりました。

で、ふとそういえば上野の森美術館でガンダム展なんて物をやっていたなあと思い出し、こんな糞のような生活を脱出するための一つの契機とするためちょっと同胞の龍虎師サテラ君とともに昨日上野まで行ってきました。



ガンダム展といっても、まあ美術館でやるものであるためやっぱりアートなんですよね。当然のことながらアニメのセル画やガンプラが山のように飾られているわけではありません。いわゆる現代美術という奴らしいです。僕は現代美術に限らず美術という奴にとんと疎い人間でして、現代美術とは何か?と問われれば「理屈をこねないと面白くない美術」という認識で上野まで行ったのですが………まあ当たらずとも遠からずって感じでした。と、言ってもつまらなかったわけではありませんでした、むしろその難しい現代美術をガンダムでやってくれているので訳わからないものでも楽しめた、というところがあります。


このガンダム展全体が「戦争」「進化」「生命」の三つのテーマで区分されていまして、それぞれのテーマに沿った作品が順番どおりに陳列されています。

えー、全部書いていくときりが無いので気になった作品の感想のみ書いていこうと思います。


まず、気になったのはザクの大群を戦争画という形式で勇壮に描いた作品ですね。単純に僕がザクのフォルムが好きだというのもあるのですが、ガンダムで最も「戦争」というテーマを表すのに適した素材はやっぱりザクを置いてほかに無いという気はします。ガンダムのようなヒーロー性に乏しく、エース級のパイロットはどんどん新型のモビルスーツに乗り換えて正に「雑魚」の代名詞ともなっていくザク。それは戦争の真の主役である名も無い人々の姿、そのもののようでもあります。ガンダムがヒットした理由もヒーローが大活躍する陰でこんなにも無名の人が死んでいるではないか、という野暮ったいことを真面目に言い出したことだと僕は思っています。とかそんなこと考えると、格好良いザクの大群もどことなく悲壮感を帯びて見えてきました、と。

うーん、やっぱり現代美術という奴は感覚が命、っていう感じでして、言葉に換えて感想を書くのが非常に難しいですね。もっと一杯面白い作品はあってその感想とか一杯書けるかな、とか思ってたのですがちょっと断念します。えー、筆で書いた文字で宇宙要塞ア・バオア・クーを描いた作品とか、宇宙空間における爆発の様子やニュータイプの力が何かを捕らえたとき「ピキピキーン」という音とともに出る演出としての表現の光をそのまま立体化した作品、とか面白いものは結構あるので行くのもよいかと。ただ過大な期待は禁物ですが。


あ、後一つ。巨大なセイラ=マスの像のようなものはかなりインパクトがありました。しわの刻まれた恐ろしい形相をしていて、しかも奇妙ないぼのような物やモビルスーツの兵装とコックピットがお腹についていて見るものを脅迫するような異様な迫力がありました。製作者の意図としては人を戦争へと追い立てる存在をセイラさんに託して作られたもののようです。作家さんはガンダムを子供のころ見て、戦争の最中、へらへらしている男(カイ=シデンとかね)を「それでも男ですか」とぶん殴り、モビルスーツに乗るものを「あなたならできるわ」と戦場に送り込むセイラさんにある種の恐怖を覚えていたそうです。その感覚が僕には新鮮に思えました。えー、オタの僕にしたら可愛い女の子に「あなたならできるわ」なんて言われたらほいほいと喜んで戦争に出て行く決心を固めてしまうような気がするんですよね。小説家の滝本竜彦氏の作品にも可愛い女の子は、絶対に死を覚悟しても守り通さねばならぬものとして描かれていて、それに僕はすんなり共感できてしまいました。で、そのセイラさん像を見たら、戦争に対して女性というものがどんな役割を果たしてきたのか、それってひょっとしてこういう男を無形の力で戦場に送り込んでいく、疑うことが難しいからこそもっとも暴力的な役割を演じてきたのかもなあと思ったり。たとえばアニメとか(まあアニメぐらいしか言語を僕は持たないんですが)でも女の子は常に男を戦場に送り込む役割を果たしていますよね。愛とか「男は弱いものを守るものだとか」の古臭い倫理観で。それってものすごい酷いことなのかもしれない。男を戦場に誘う女の子はどんなに可愛くてもとてつもなくグロテスクなものなのかもしれない。昨今、一人の女の子を守るためだけに戦うヒーローがにわかに増えているような気がしますが、それと理屈っぽくて架空のもののような大儀を掲げて戦うヒーローとどちらがより「惨い」存在なのか。えー、そんな風に僕の感覚に変化を生じさせてくれたガンダム展は僕には非常に意義深いものでありました。



とっととバイト探して自作小説ももっと早いスピードで書いて、この終わりのなさそうな薄暗い青春にピリオドを打ってやりたいです。ええ、ホントに。

テーマ:日記 - ジャンル:アニメ・コミック





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