虚人のつぶやき
アニメ・漫画・小説などのレビューを中心に自分の好きなものを自分勝手に熱く「語る」ブログ。
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虚野 仁

Author:虚野 仁
虚構のことで人生がいっぱいいっぱいな人。「現実」に帰るのはいつの日なのだろう。
上の自画像は暫定版なので、変更ありです。



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感動のフィナーレ、「げんしけん」第8巻感想
げんしけん 8 (8)げんしけん 8 (8)
木尾 士目

講談社 2006-08-23
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えー、僕の暗黒期に生きる勇気を与えてくれた「げんしけん」もとい荻上千佳………………って言うと大げさすぎるかな。あの程度で死んでいたら今頃日本中の自室から一歩も出ない形で生を全うしている方たちはとうの昔に白骨化していますものね。一服の清涼剤となってくれたぐらいが正しいかな?まあとにかく楽しみだった「げんしけん」の最終巻がついに出てしまいました………………。正直かなりアンニュイな気持ちで本屋にコミックを買いにいきました。僕は相当移り気なタイプなので連載が終了したら少しずつ燃料を失い、荻上さんを過去の女にしてしまうのだろうなあと(気持ち悪いオタクやなあ、って突っ込みはない方向で)。実際好きな漫画の最終巻を買わずに長い間放置するというまねを僕は何回かやらかしているんですよね。今回もそうしようかなと鬱々とした気分で本屋に着いて、問題の第8巻を手に取り、とりあえず腰巻を読んでみると、


なんと!今回が最終巻ではなく、第9巻が発売されるそうです!

やっっっったーーーーーーー!


というわけでこの記事の題名は完全な間違いです。発売日前に題名だけ書いておいたんですが、いやーびっくりさせんでくれよ。本当に。ん?ひょっとしてアフタヌーン読んでればここまで驚愕せずにすんだのかな?(げんしけん終わってから、読んでないんすよ。僕の白状さがこんな結果に)

心の中で万歳を連呼しながら本を購入し、家でじっくり読む………前に詳しい情報の載っている本に挟まっているチラシを読んで見ると、

なんと!第6巻同様、第9巻は同人誌つき特装版になるそうです!(完全受注生産らしいので欲しい人は予約をせねばならんそうですが。僕はもち予約します!

だけではなく!スペシャルドラマCDが同梱されるそうです!もちろん、荻上千佳も登場するそうです!(ここ重要)


………………


ばんじゃーーーーーーーーーーーーーーーい!
ばんじゃーーーーーーーーーーーーーーーーーい!!


きたよ!きたよ!これ!いっやーーーー。ナイスですよ、ナイスですよ!にゃははははははははははははははははは!

と、ちょいと落ち着きましょう、ええ。おおおお、おちちっちいつきまそゆう。(べた)

いやあ、にくいことしてくれますね。作者木尾氏そしてアフタヌーン編集部。まだまだ祭りはこれからということですね。これと「くじびきアンバランス」のアニメ化を踏み台にして荻上さんと笹原君の恋愛展開をきっちり描く「げんしけん」アニメ第二期はどうすか?………と、気が早すぎましたか、すんません。

と、いうことで今回漫画「げんしけん」を総論というか全体の感想みたいなことを書こうかと思って色々ぐじぐじぐじぐじ考えていたのですが、やめにします。第8巻の感想をさらっと書いて今回はおしまいにしようと思います。

えーと、アフタヌーンを読んでいる人ならお分かりだと思いますが「げんしけん」の雑誌連載自体はもうすでに終わっています。それもその連載分だけ単行本化するならちゃんとこの第8巻でなんとか収まる分量であるんです。が、なんとこの第8巻には丸々2話分書き下ろしされんているんですわ、これが。どちらも荻上さんがメインのお話。くけけけけけけけけ。さらにこのお話が外伝というか、本連載とは違う感じのお話ではなく、きっちり本連載と同じ調子で描かれていて第47話からで第48話の間を埋めるような形のものになっているんですね。ん?だったら連載やめないでそのまま続けていればよかったんじゃ?と、疑問は浮かびますが、まあ色々事情があるんでしょう。どうしても実際の連載期間と漫画の中の時間を第一部のラブひなみたく同調させたかったのかもしれませんし。問題なし。おそらくは第9巻もかなりの書下ろしがあるのでしょう。楽しみっす。木尾氏に感謝。

第49話「放課後デート倶楽ブ」感想

荻上さんと笹原君とのラブラブデートのお話っす。うひひひひひひひひ。大野さんと咲ちゃんに進められて初デートに近場の動物公園に出かける二人。恋愛経験なんざ微塵もない笹原君はパソゲーのデートシーンぐらいしか指針がなくてギクシャク、そんな挙動不審な笹原君にでちょい不機嫌に。かと思いきや、荻上さんが不機嫌なのは大野さん咲ちゃんに発破かけられてのデート自体が嫌だったんだそうで。そう告白した荻上さんにわかってない笹原君は「でもデート行く必要ないっていつも言っている………」と抗弁したところ「言葉のアヤです!」とぴしゃりと言われてしまうわけです。

女ってやつはさ………口じゃあ嫌だ嫌だって言ってても心の中じゃあOKしてるもんだぜ!(恋愛経験ゼロの男が大上段に女を語る)(死)

まあんなことがありつつも、気を取り直した二人、次に向かったのは象の檻。すると、新事実発覚。荻上さんは象が大好きなのだ!無邪気な子供のように顔を輝かせ象に接近する荻上さん。んふふふふ。かわええのお。ひょっとしたら象を飼って池袋や秋葉原あたりを一緒に散歩すれば荻上さんが釣れるかも………(絶対飼うの無理な上に、本当にやったら大混乱だよ。戦車と死者が出るよ)
写真も撮って大満足でご帰宅かと思いきや電車のなかで、家に来てくださいとこそっと囁く荻上さん。うふほおう。お、荻上さんがおお、女の顔を。女ってすげえなあ………。

荻上さんの家で何か伏字にするしかないようなことをやらかすのかと思えば、待っていたのはコミケ落選通知。思いのほか落胆する荻上さん、漫画を描くのをやめるとまで言い出して、第48話は幕となりました。

荻上さんと笹原君のラブラブっプリを見せ付けるためだけの話かと思いきや、もう一度荻上さんに苦悩を再発させるための振りだったようです。この話。荻上さん好きとしては、荻上さんに可愛そうなこともうさすなよ!と思うと同時にまた目つきの悪いダークオーラの出ている荻上さんを見れそうで、嬉しいような嬉しいなんていえないような。でもまあ既に最終回、笹原君の卒業式で幸せそうな荻上さんを見ているので多少安心してみていられるからよいか、などと思いながらページをめくるとすぐに新しい話が読めるわけです。ああ、幸せ。

第49話「メイド喫茶と三顧の礼」感想

この話は毎年恒例の学園祭のお話でした。題名の入っている見開きページに「げんしけん」の面々によるメイド喫茶風景が本編とはほとんど関係ないのに入っているあたり木尾氏のサービス精神がほとばしっていて有難し。荻上さんのメイド服姿かわええっす。で、本編のほうでのげんしけん今年の出し物はコスプレ体験会と荻上さんの描いた原画展示会になっている様子。ちょっとまだ落ち込んでいる荻上さん、そこに例の漫画研究会の(荻上さんが「オタクは嫌いです」発言で引っ掻き回した、あのサークルです)女三人組が入ってきて、まあひと悶着がおこるわけです。………と、今自分で僕の記事を読み返してみたら第48話の感想ほとんどあらすじ書いているだけですね。小学生の読書感想文か。反省。

で、このお話は漫研三人組、今は荻上さんに突っかかるけど後々エヴァの鈴原トウジみたく荻上さんの良き友になってくれそうな迫力ある女「藪崎」、貞子風の前髪をずらすと超美人の漫研実力者「加藤」、犬口でぽややーんとしているけれども相原ケンスケみたく薮崎に突っ込みを入れるまだ名前のない女の子(エマノンとでも呼んでおきますか)の三人組が登場し、落ち込んでしまってさらには落ち込んでいること自体にさらに落ち込むという鬱スパイラルに陥っている荻上さんに手を差し伸べてくれるお話になっておりました。

孤独な女の子が恋によって己を解放するすべを知り、そこから友達を作って社会性を持ち精神を成熟させるというのはお話としてやっぱり納得できますね。恋人作ってそれですぐ幸せになんてなれるわけないし、他人との関係性が閉じているという問題点は恋人一人できたって依然として残るわけで、雑誌連載のほうではその辺が結構曖昧なままだったので、木尾氏は書き下ろしでそこのところを補完しようとしているんでしょうかね。たぶん。

ってな感じで「げんしけん」第9巻は実にお得な本になっておりますよ。雑誌連載を読んでいない人はもちろん、読んでいた人も絶対買うべきでしょう。こりは。もちろん、恒例の四コマ漫画もありです。童貞捨てた笹原君の調子くれた態度や最近斑目君のはまったパソゲーがなんなのかとかわかるようになっております。だから是非おうちに「げんしけん」第9巻を一冊、是非!(何で俺はこんなに講談社広報の真似事してるんだろう。まあそんだけ良かったということですよ。ええ)



余談にして予断

ネットによると荻上さんのドラマCDでの声優は水橋かおり嬢に決まったようです。アフタヌーンの最新刊で公開されていたようで。僕としては水橋かおり嬢といえばNHKのアニメ「カスミン」のカスミ、最近では「ふしぎ星のふたご姫」のアルテッサ、代表作として「君が望む永遠」の涼宮茜にとどめをさすのですが、って、あり?涼宮茜は上原ともみだったっけか?………えーと、んーと、うううーーーんと………あ!そうかOVA「アカネマニアックス」で涼宮茜をやった水橋かおりといえばいのか!………………ええと、今回も突っ込みはない方向で、だったら自爆するな、と突っ込まれるとグーの音もでませんが。水橋嬢だったら荻上さんのツンツンした様子もデレっぽい仕草もうまく演じていただけると思うので本当に楽しみっす。水橋嬢自体荻上さんみたく漫画絵を描いたり、腐女子っぽい本も買ったりする方らしいのでそういう点でも荻上さんにぴったしですね。いやー、もう終わったと思っていたものがまだまだ終わっていずさらには新しい展開がある、やっぱりこれ以上の喜びはそうないですね、ええ。
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げんしけん第47話「set eyes on」感想
えー、ここのところ当ブログは「げんしけん」荻上さんラブ、ということぐらいしか書くことがないくらいに荻上さんにべったりだったのですが、それは今回をもってしばらくはお休みして、当ブログ本来の目的であった小説・漫画・アニメのレビューおよび自作小説のアップ(未だに一つも乗せてないですが………)という野望に戻ろうと思います。………ほぼ確定となった「げんしけん」テレビシリーズ第二期放映までは。


というわけで僕の大好きな笹荻関連お話は今回のお話で幕、という感じなのでその感想をば書こうと思います。


一応警告文

この文章にはアフタヌーン四月号のげんしけんのネタバレが含有されております。毎号楽しみに待っている方は回避してください。


前号の展開からして間違いなく今号で決着がつくのだろうなあと思っていたら、やっぱし着きました、決着が。しかも嬉しいんだか恥ずかしいんだか寂しいんだか荻上さんは笹原君と大人の階段を一つ登っちまいました。はふう。こうなることを望んでいたのだけれどいざとなるとやっぱり寂しい。以前のようなツンツンした荻上さんはもう見られんのでしょうねえ。いや、喜ばしいことなんですよ。本来はね。キャラクターの成長や変化を許せないファンなどというものは本当のファンではない。見たいな事を常日頃思い、しかも実際に一度ならず口の端に乗せたこともある僕がこの体たらく。ふう、己の振り見て我が振りなおせってところですかね。


今回の話はまあ当然なんですが、合宿の次の日、荻上さんの家に笹原君が訪問し「例のもの」を見せてもらって付き合いかどうか決めるという儀式的な話でした。もう二人の仲では付き合いことは確定になっていたようです。余裕など一切無く己の書いたやおい漫画を笹原君に見せる荻上さん、やおい漫画見た後、笹原君の「男でも反応として起つ」発言にあわわになって赤面する荻上さんはやっぱ可愛いっす。萌へ~です。結局自分の口から「好き」の一言がいえない荻上さん、土壇場になって「やおい鑑賞から本番突入というのは嫌」としり込みする荻上さんもサイコーっす。余裕無いくせになんとか強引に荻上さんを押し倒す笹原君も笹原君っぽくてよかったです。荻上さんも笹原君もお互い「らしさ」を保ったまま結ばれてくれたのでファンとしては嬉しい限りです。ここまで本当にきちんと描いてくれた作者の木尾氏には感謝と拍手を送りたいです。


今回の話の注目点はどういう反応で荻上さんの暗いイメージの伴うやおい漫画を許容するのか、ということでしたが、そこも非常に納得の行く描かれ方をしていたので、そこも良かったです。げんしけんファン、荻上さんファンならほぼ誰もがどのような反応をすれば荻上さんが救われるのか、ということを今号発売までに考えたと思います。僕もいろいろ考えました。一つの作品として評価する、というのはやおい漫画の恥ずかしい性のイメージをある意味拒絶することなのでなので駄目。だからと言ってべた褒めはうそ臭すぎる。んなことを悶々考えていたのですが、笹原君は特有の「タハハ」とでも表現できる自嘲のこもった笑いと、「男でも反応として起つ」という爆弾発言、その後作品としても良くできているというやり方で、非常に素直に荻上さんの趣味を理解してくれました。人目を隠れて美少女フィギュアのスカートの中をのぞいていた男が成長したもんだなあ、とちょい感慨にふけってしまいました。


とにかくここまで僕の乾ききった心を萌上がらせてくれた荻上さんありがとう。本当にありがとう。笹原君と幸せになってくれい。………なんて書くとまるで僕の中でも荻上萌が終わっちまったみたいですが、まだまだ終わらんですよ。ええ。よく言われるように、こっからが本当の戦い。こっからが本当の萌です。本編でもひょっとしたら結婚なんて大イベントをやらかしてくれるかもしれないし、まだまだ僕も荻上さんで妄想しまくるし。アニメもあるしねえ。あ、あともちろん「げんしけん」の漫画自体もまだ続くようだし。次は斑目君の話になるようです。彼の長い咲ちゃんへの片思いが報われるような展開になるのか。そうなると高坂君との対決は避けられず、「げんしけん」らしくないどろどろした展開になるが、良いのかそれで。でも、高坂君がエロゲー会社に就職しちゃったのはその伏線っぽいといえば、そんな気もするし。まだまだ「げんしけん」本編も注目ですよ。ええ。

テーマ:感想 - ジャンル:アニメ・コミック

げんしけん第46話「戻り橋」感想
なんかまたもや長期にわたってブログの更新を怠ってしまいました。見ていてくださるごくわずかな人たちにごめんなさい。あー、言い訳させてもらうのなら、ちょっと実際の生活のほうがごたごたしていたもので。引越しのための家捜しとか日働きのバイトとかやっと買った第3次スーパーロボット大戦αとか体調と並行するようにテンションが下がって鬱ったりとかその矢先にパソコンが起動しなくなったりとか、まあどうでもいいごたごたがありまして。ええ。愚痴れることは山のように谷のようにあるのですが、今回は僕の日々の原動力たるげんしけん(特に荻上さん)のレビューをばしようと思うので、その辺のことは一生懸命思い出さないようにして書こうと思います、と。

第45話のレビューでアフタヌーン出たらすぐ書くようにしよう、と言っていた僕は大嘘つき野郎だ!

今更見ていない人のための警告文も糞もないので僕自身に対する警告文というか忠告文というか自虐文というか、そんな文章ですね上記の文は。はぁ駄目な俺。

前号で逃亡した荻上さんと追いついた笹原君の対話が今号のメインのお話でした。笹原君と荻上さんにとって人生の分岐路ともなるシーンを象徴的な分かれ道で行い、荻上さんの暗く複雑な苦悩を暗闇の猥雑な森林を背景に語らせる。こういう細かい演出の積み重ねがげんしけんの面白さを支えているのでしょうね。
で、僕の妄想世界では今回の話でかなり笹荻の話は進展しまくって、文章に書くだけで18禁な感じになっていたのですが、そんなうまく話がいくわけもなく、荻上さんが好意を抱いている笹原君に己の罪と奇妙な性癖を語ってまた今回もくっつくことなく終わってしまいました。大野さんではないですが、まだ引っ張りますか。もういい加減幸せな荻上さんを見せてもらいたいなあ。といって簡単にこの展開が終わってしまうのも嫌なんですが。んーー、ただの我が侭ですね。はい。

ちょっと今回の話は感想書きにくいですね。いつもみたく「荻上さん萌へ」なんていってればいいような軽い話しではなかったですし。今回はげんしけんの作品上でかなり重要な、もしかしたら最も重要なシーンを含んだ内容でしたからね。
げんしけん初期、人目をはばかるような趣味であるはずのオタク趣味を気楽に享受する現視研の面々に軽い拒否反応を示していた笹原君が、どうやってオタク趣味の暗黒面を否応なく抱え込んでしまった荻上さんを許すのか、あるいは包み込むのか、というのが実は今回の話の僕なりの注目点でした。
オタクと一般人との摩擦や軋轢がテーマになるのは、オタクを登場人物に選んだ時点で避けては通れないものだと思います。いわゆる「常識」で考えるならオタク趣味は未だフリークなものです。そんな奇妙な生き方をどうやって自ら引き受けて生きていくのか、というのはオタクなら誰しもがぶち当たる問題ではないでしょうか。そんな問題に対するげんしけんなりの解答が上記のシーンには描かれていると思うんですよね。

で、笹原君が提出した「答え」は「妄想は誰にも止められない」というものでした。

精神の袋小路に迷い込んでしまった荻上さんを救い出す言葉はこれ以外にはないだろうし、オタクの暗黒面もそれなりに知っている笹原君が吐くのだからそれなりに深さがあると思うのですが、ちょっとばかし僕はこの言葉に違和感を覚えました。というのも結局は僕が未だに、「硬派なアニメファンになりたいけど萌えキャラとか好きだし、エロい美少女マンガとかどうやっても買いあさってしまう、ああなんて俺は卑しいやつなんだ」っていう青臭い煩悶から逃れきってはいないからなのでしょう。でもそういう妄想を極限まで突き詰めていくととんでもないところにまで行ってしまう、それは正しいことではないと今でもやっぱり思っているわけで………………………いや自分でもよくわかっていないことを書くのは危険ですね、とにかく次号荻上さんの暗黒面を知った笹原君の反応が描かれるであろうのでこれは注目ですよ。ええ。

ワンフェスで上石神井蓮子コスをした荻上さんフィギュアが売られるそうです。ううう、欲しい。けど引越ししたばっかりで金が無いだろうし。どうしよっかなあ。返ってくる敷金を親に無断で横領するという小中学生チックなことしてでも買っちゃおうかなあ。御神体として一つ絶対に欲しいところだが、どうしたものかなあ。

テーマ:感想 - ジャンル:アニメ・コミック

げんしけん第45話「夢酔い」感想
何か色々あって毎月楽しみにしている「げんしけん」の感想を書くのが遅れてしまいました。でも、仕方ないんです。毎年この季節は僕のテンションが非常に不安定になる時期なんですよね。まあ最近のこのブログのイカレ具合を見ていただければ一目瞭然だと思いますが。
ま、あんまり鬱っててもしょうがないのでとっとと「げんしけん」の今月号の感想をば書きます。



この文章は、げんしけん第45話「夢酔い」のネタバレを含んでいます。楽しみにしている人は回避してください。………ってもう遅いっすね。楽しみにしている人はとうに読んでるって。



いやー、今月号も荻上さん成分がたっぷし詰まってて僕は、もうもう萌えまくりでした。ああ、僕なら荻上さんの酒と吐瀉物の混じったカホリを腹一杯呼吸できる、いやさせてください!


………やっぱり時間が経ってある程度落ち着いてしまうとこういう基地外じみた発言はしにくいですね。今の僕は「荻上さん、好きや………」ぐらいになってますね。ええ。次はきちんとアフタヌーン出てからすぐ書こう、と。


今回のお話は二日酔いになった荻上さん、そしてそれを介抱する笹原君、というようにべたべたのラブコメのくっつき展開、エロゲーやエロマンガなら百パーセントの確率で実際の行為を行うことになるという「夢のようなお話」です。
といっても、そこはそれオタクである笹原君と荻上さん。そのような虚構を意識して必要以上に自意識過剰に振舞うことになります。笹原君は自分がここにいてもいいのか?って自問し続けるし、荻上さんは絶対にラブコメ展開を阻止しようと我慢の子だし。ううううう、じれったい!じれったすぎる!


しかし、そこは木尾氏もきちんと分かっております。こんな展開にしておいて二人は最後まで意地を張ってしまい、ラブコメ展開は不成立で終わりました、ちゃんちゃん。………なんてファンが(というか、僕が)暴動を起こしそうになるような誰も望んでいない展開にはなりませんでした。


悪夢を見てうなされる荻上さん。汗まみれで眼を覚ますと部屋にはもう誰もいない。この一瞬の沈黙の後、笹原君が当たり前のようにふすまの陰から姿を現したとき、荻上さんの頑なに閉じた心の隙間にすっと笹原君は入り込むことに成功したのです!安堵感から、というよりは笹原君が好きだという気持ちと昔自分を好きだといってくれた人を自分の手で傷つけてしまった、だからもう男性を好きになる資格が自分にはないという思いとがぶつかり合ってしまったのでしょう、泣き崩れてしまう荻上さん。


「……こんな事されたら、私どうしたらいいのか、わかんないじゃないですか……」


出たーーー!告白ターーーーイム。オタク趣味もぬるいが、性格はもっとぬるい笹原君。それでもなんとか告白しました!結果は!



荻上さん、またも逃亡!泣きながら逃亡!



一応「男性とは付き合わない」と言われて笹原君は「振られた」と判断し、呆然。ああ、このまま終わるのか。それとも、もっともっと荻笹展開は引っ張るのかと僕が思ったとき、なんとか救援が到着しました。大野さんと咲ちゃんです。笹原君二人に尻を蹴り飛ばされて、やっと荻上さんを追いかけることを決心しました。そして、道路の曲がり角で荻上さんを発見。以下、次号!と相成りました。


これはもう次号が待ち遠しくて待ち遠しくてたまらんですね。どんな甘い展開になるのか想像するだけでもよだれが。荻上さんのトラウマが癒されるような荻上さんにとって「良い」展開を僕は望んでおります。


うーんと、あと荻上さんの逃亡癖ですが、今回の夢でその由来というか、発生する瞬間がどんなものだったのかがほぼ明らかにされましたね。前回の感想ではちょっと笑い話っぽいと僕は荻上さんの過去を形容したのですが、荻上さんにとってはそんな生易しいものではなかったようです。マジで自殺めいたことを図ろうと考えたりしたのでしょう。逃亡と飛び降りという荻上さんの問題点がもろに夢に出ておりましたね。最初に登場したとき荻上さんは飛び降りのことを当てつけだと言っておりましたが、そうではないようですね。どちらかというと、自罰的な精神に基づいた行動であったようです。荻上さんにとってオタク趣味、腐女子的思考は罪であり、それを他人に暴露されそうになったとき、他人に裁かれる前に自分を罰することで自分の心を収めようとしているのかもしれないですね。難儀極まりない癖がついてしまったものです。笹原君、荻上さんの辛い過去を少しでも柔らかなものとできるよう奮闘してもらいたい。
げんしけん 7 (7)げんしけん 7 (7)
木尾 士目

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あー、以下駄文(全部そうだけどね)
大晦日の夜、何の気まぐれか気の触れか虚野は大学中退者だと暴露してしまったのですが、その僕が「げんしけん」好き、荻上さん大好きっていうのはちょっと分析すればイヤーな結論が導き出されますよね。あー、言葉にしたくない、したくないけど誰かに言われてしまう前に自分で言ってしまおう。「まだ、大学に未練がタラタラ」

うっわーーーーーー!死にたい気分になってきた。結構、いやかなりの覚悟で中退を決意したのに、まだ終わってしまったことに未練があるのかよ、お前は!いやいや、違いますよ違いますよ。「げんしけん」は荻上さんと笹原君のゆるーいラブコメ展開が始まってから本格的にハマったのでね。大学のサークル活動の漫画としてはそんなにはまってはいなかったのですから。

いや、でもなあ………。退学届け出しに大学の事務所に行ったとき、事務所のおっちゃんに僕の「退学証明書」と「卒業証明書」の言い間違えをさりげなく指摘されてへこんだりしてたからなあ。これっていわゆる錯誤行為ってやつで、あまりにも露骨過ぎてフロイト先生もニッコリの分かりやすさですね。確かフロイト先生によると錯誤行為は「本心の無意識的な表出」と捉えるんでしたよね。そう考えると、つまり、えー、どうなるかというと、そのー。………うん!思考停止しよう!レッツ思考停止!嫌なことを考えそうになったらガンガン思考停止していこう。ガンガン。

あー、未練を断ち切り、本当に明日に向かうには今頑張るしかないんでしょうなあ。虚構から勇気もらって、ちっと頑張ってみるかな、俺も。

テーマ:感想 - ジャンル:アニメ・コミック

げんしけん第44話「目眩く」感想
えー、今日は毎月一回の僕の生きる糧、げんしけんの感想をば書かせていただきます。とりあえず、警告文。



本文にはネタバレが含有されております。げんしけんを毎回楽しみで見ているという人で、今月号はまだ見ていないという人は見ないでいただきたい。



えー、遂にわれらが荻上さんの中学時代のトラウマという奴が暴露されました。ある意味酷い話だな、と思いつつも中学生時代の黒縁眼鏡の荻上さんに終始にやけっぱなしだった僕は当然のように駄目な奴です。


中三時代の荻上さんは比較的気楽な気持ちで腐女子として生きていたようです。友達たち(前の夏コミで意味ありげな視線を笹原君に送っていた娘もいます)と男子学生の中で誰が受けで誰が攻めかなんて冗談をしれっとした顔で飛ばせるくらいに。そんな荻上さんに男子学生・巻田君から告白されるという転機が。友達にはナイショで神社の境内での人目を隠れての逢瀬なんていう、いい感じに牧歌的な清く正しい交際をし始める荻上さん。しかし、どうやらその隠れて男子と交際するというのが嫉妬深い腐女子仲間に何らかのかたちでばれて、わなを仕掛けられてしまったようです。小説の挿絵を描くと約束していた荻上さんは巻田君をネタにした同人小説(もち男性同士の実際的な求愛行動の描かれた奴です)の挿絵を、友達に求められて、さらには腐女子的な感性を小説によってびしびし刺激されて絡みのあるねっとりとした挿絵を己自身の手で描いてしまい、それが何らかの理由で(おそらくは腐女子仲間の策略によって)巻田君の手元に行って巻田君が登校拒否になるという最悪の結末を迎えてしまったそうです。


おててをつなぐだけで胸がどきどきばくばくという感じの可愛らしい初恋の思い出を、己自身の描いたアングラ的な男性器とかも描いてありそうな黒いイラストでこれ以上ないくらいにぶっ壊してしまえばそれはトラウマにもなろうというものです。荻上さんが腐女子の癖に腐女子嫌いというのもこの時の自分の過ちを責め続けた結果、形成された心情のようです。
自分の過去の過ちの暴露を終えて巻田君が今でもあのことの為に暗い気持ちのままでいたらどうしようと、泣き崩れてしまう荻上さん。過去の己の過ちにたった一人ぼっちで耐えに耐え、押しつぶされそうになってしまっている小さな女の子。それはとてもとてもかわいそうで、また僕の庇護欲をこれでもかと刺激します。ああ!俺が虚構の中に飛び込めたらその小さく脆い体をやさしく抱きしめにいけるのに(うわ、俺やばいこと言っている。残りの生活費とか現実的なこと考えて正気になれ、俺)。


えー、僕に代わってげんしけんの笹原君には頑張ってもらいたい。荻上さんの過去の辛い思い出を本当にただの思い出に変えられるのは貴様しかいない!女の子連中に全部セットしてもらうのではなく、きっちり男として甲斐性のあるところを見せてもらいたい。奮起せよ、笹原(ちょい正気に戻りますた。もうお金ちょっとしかないのにまだ新しいバイト見つかってない。遊びほうけすぎ)


しかし、作者の木尾氏は非常に巧みな荻上さんの過去を設定していましたね。ちょっと笑い話のようでもあり、でも実際にあったら笑い事じゃすまないような荻上さんの過去。腐女子というげんしけん的なキーワードをからめつつ、現在の荻上さんの性格から想像し遡って行くとこれしか考えられないというとても納得の行くお話しでした。


元来心優しいものにとって心を歪めてしまうのは、被害者になったという記憶よりも加害者になってしまったという記憶なんですよね。これは僕としてはすごく分かる気がします。まあ、もっとも僕の中学時代は加害者に成りっぱなしでしたが。何故か、やるかやられるかという野生の王国チックな法則で律せられていたのが僕の中学だったので。同級の奴らは僕を含め馬鹿野郎ばかりで、給食に睡眠薬を入れる馬鹿や友達の金玉をけりつぶす馬鹿、日がな一日隙あらば友の肛門に浣腸をねじ込もうとする馬鹿がわんさかいましたので。一週間に二・三回はすっげー笑えるけど見方によっては全然笑えないという珍事が起こっていたような気がします。あのころの僕がそんな荻上さんに出会っていたなら、率先して「ホモ好き」扱いして笑う、ということまではしなくても(いやしたかも)陰で笑いのネタにして死ぬほど嘲笑するということぐらいはしただろうなあ。そう考えると冷や汗が出てきますね。今ではあの頃の反動で修行僧の如く己を厳しく戒めて清く正しくひたすらに生きております(もちろん嘘)。
4063211746げんしけん 7 (7)
木尾 士目

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遂に荻上・笹原のつかずはなれずの恋愛模様が描かれたげんしけん最新刊第7巻が発売されます!これは要チェックですよ。ええ。

テーマ:感想 - ジャンル:アニメ・コミック





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